アメリカで毎日泣いてます。シアトル不妊治療の記録

シアトルでの駐在生活のほとんどは不妊治療でした。 35歳から38歳までの不妊治療の記録です。

カテゴリ: 不妊治療


私たちは3回、前の病院で体外受精を受けて、
ドクターからは原因不明の受精率の低さで、
妊娠はかなり厳しいと言われていたのに今回はとてもいい結果が出た。


基本的に体外受精はどこでやっても同じ行程を踏んでいる、はず、だよね。

じゃあなんでこんな違う結果が出たんだろう?


病院が変わったから?


注射を前回と同じのは心象が悪いので使わず、同じ効果だけど違うメーカーのを使ったから?

個人的にはこういった気分的な事ってすごく大きい気はしてるけど。

 
ドクターが変わったから?


顕微受精の培養士さんが変わったから?

 

ドクターに聞いても答えはわかりません、との事。

私本人としては、私自身は前回となにも変わってない。




続けてきた鍼の効果がやっと出てきて、漢方の効果も、と
鍼の先生は言っていたけど。



私はとても嬉しかったけど、同時にとても不思議にも感じていて。

でもどうやっても理由がわからない。

 

一つ言えるのは、私が絶望してた際、
周りから「前向きに考えて生きなさい」と言われていたあの頃、
そうする事で何が変わるというのかという反発心か、
前向きでいる事の意味がわからず、ひどく混乱していた。

だって前向きでいられる場合じゃなかったから。



でも信頼する日本にいる友人が、私に素敵な命が宿るようにとメールをくれた時初めて、
あぁやっと信じられる言葉に出会えたと思って心が軽くなったのを覚えてる。


私は信じている友人の言葉で強く前向きな気持ちが持てるようになれた。

その友人は結婚してないし、男性だし、不妊治療の経験なんて全くしてない人なのに。

私の心を前向きな方向へ導いてくれた友人には本当に感謝してる。


不妊治療って、何を信じるかだと思う。

病院も先生もそう、家で実践する事も、自分が信じられる事を一生懸命やってみる、

それしかないと思う。





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そんな時、子宮の天井にポリープが見つかる。

それはとてもとても小さなポリープなので
通常取らないくらいのサイズらしいんだけど、

ドクターがここまでの苦労の道のりを考えたら万全を期して取りましょう、と。

手術する事になった。

 

Hysteroscopyといって、子宮鏡手術となる。


移植の際にはドクターが子宮のしかるべき位置に受精卵を戻すわけだけど

たまに卵が動く事があるらしく。

それが偶然ポリープの上にのっかってしまうと、
そこには栄養がないので着床できなくなってしまうらしい。


手術の後は、しばらくまた子宮を休ませる必要があるので

受精卵の移植は2か月後の予定だったのが更に1か月遅くなることになった。

 

採卵から約2か月後、無事ポリープの手術を終えた。

私にとって人生初手術。


本当は年明けしかオペの予約ができないと言われていたのだけど、
これは不妊治療ではないので保険が使えるという事がわかり。

その場合年明けだとディダクタブルがリセットされてしまい、
かなりの金額を自己負担しなくてはいけなくなるので、なんとか年内にやってもらう事に。

これで一安心。


移植に向けて心と体調を整えていく。




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移植可能な2つの受精卵を凍結している。

移植は2か月後。

 

ここまで全てがわかるのに2週間ほどかかるわけだけど、
毎日電話を待つのが本当にこわくて。


ナースからの電話を今か今かと待ちわびながら、でもこわい気持ちも抱えながら、

一人電話が鳴るのを待つ日々。


毎度毎度驚きと喜びの連続で、
ドクターとナースに電話越しで泣きながら
ありがとうありがとうと何度も伝えた。


そしてその後すぐに夫に電話。

 

そうした中、採卵で疲れた子宮を休ませつつ、次は移植へ向けて進んでいく。


ちなみに凍結胚の保管料金は半年で$250
ところが最近値上げの通知が来て、2019年から半年$400になるとの事。





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受精卵の一片ずつを取って生体検査に出すPGSに申し込んだ。

PGSは卵の数によるけど別途$5,0007,000くらいかかる。

そこで染色体異常がないかをチェックする。

結果は2週間でわかる。

 

着床前診断は、日本では何か病気があったり
特別な事情があるカップルにしか
認められていないと聞くけど
ここアメリカではメジャーで。


これで異常がない受精卵だとわかれば各段に着床率が上がり、流産率が下がるという。


これは38歳の私の年齢の平均だけど、

着床率20%が60%に上がり、流産率は50%が10%まで下がるという。


ナースから電話。

着床前診断の結果、4つの内2つが染色体異常のない受精卵だったとの事。

36歳以上の受精卵の6割は異常があると言われてるいので、
心配で心配でしょうがなかったけど、よかった!!


あと、この検査では性別もわかる。

すごいよね、もう受精した時点で男女が分かっているなんて。

 

ナースが知りたい?と聞くけど、
私たちは男女どちらでも、私たちのところに来てくれただけでありがたいので
性別は聞かないと決めていた。

なので移植の際は、より卵の質の良い方を先に入れてくださいと言うと、
どちらも同じだから病院が無作為に選ぶことになった。

 

ちなみにナースは性別を知る事をお勧めはしていない。

やはり性別を知ってしまうと思い入れが強くなってしまって、よくないみたい。



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採卵からというのは日々心臓が張り裂けんばかりの連続。

日々結果と向き合っていかなければいけない。


ナースからの電話を待つ。


結果、13個卵が採れ、そのうち9個が成熟卵。


顕微授精の結果、うち7個が受精!!


受精障害の疑いがあったのに、こんなにもたくさん!!

信じられなかった。


更に、そこから4つ初めて凍結する事ができた!!!
初めて胚盤胞までいった!!!
Day5が3つ、Day6が1つ。


 

先生じきじきにも電話をもらって嬉しかった。

何度も先生のおかげです、ありがとうございます、と泣いて感謝を伝えた。

 

 





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